【リクガメ達の飼育風景Vol.3 (ビルマホシガメ編)】
- 2020/12/17
- 21:00

【リクガメ達の飼育風景Vol.3 (ビルマホシガメ編)】
今回のテーマですが、『抱卵中と思われるビルマホシガメの雌個体(アミティエル)を屋外の組立式簡易温室内で産卵させる』です。
当日の最低気温は、6.9℃。最高気温は12.2℃。天気は曇りでした。
組立式簡易温室のサイズですが、幅140㎝×奥行50㎝×高さ70㎝の物を使用しました。
温室を設置した場所は、完全に日が当たらない場所です。

↑今回の試みは、『簡易温室を組み立てて、その中にレフ電球を入れて温める』という単純な方法です。
※写真の右手前の黒い箱状の物は、卓上のヒーターですが過敏にセンサーが反応してしまい使えませんでした。
『外は寒いのでもっと工夫をしないと産卵に至らない』と予想しましたが、ひとまずアミティエルを温室に移してみました。

↑右下手前には湿温度計を入れました。この時、10℃…。寒すぎです。
この後、レフ100Wを1つ多く設置しましたが、温度は上がりませんでした。
結果、レフ電球計300Wでは4時間かけて14℃にしかなりませんでした。
予想通り、考えが甘すぎました。
アミティエルは14時まで温室に入れていました。
上記の気温条件並びに産卵行動を起こさずに今回は断念。
その後のアミティエルですが、屋内に戻し一時的に雄個体と同居させたところ、雄のビルマホシガメ(ガブリエル)と交尾していました。

↑交尾の様子。
雌個体(アミティエル)は、臀部を上げて受け入れ体勢。
たまたま同居させたたところ、交尾しました。
お互い気に入った様子でしたので嬉しかったです。
その後もアミティエルは、餌をほとんど採らずに落ち着きがない状態です。
やはり抱卵していると感じますので、改善して試みます。
次回の試みですが、レフ電球を増設や周囲を囲ってどうなるかを見てみたいと思っています。