【2018年孵化のインドホシガメ達】
- 2019/02/21
- 22:00
①死んだと思っていた卵から孵化仔が飛び出ていた。…卵はヒビが大きく入り、腐敗して変色していたと思われていた卵を流し台に置いておいたところ、孵化仔が飛び出していた。(←流し台には、割って卵の中身を確認するつもりで、8日間放置しておりました。)
当店の孵卵条件で通常110日前後で孵化すると思っていたものが、90日くらいで孵化して更に驚かされました。
2018年はじめてのインドホシガメの孵化とあって、とても嬉しかった同時に心が救われた瞬間でした。
↓写真は、慌てて孵卵器に戻した後からとなります。



この後、もう一匹孵化してくれて本当に幸せでした。※写真を下にUPしました。




②2018年度の一番の驚きは、ホルスフィールドリクガメの卵と思っていた卵からインドホシガメが孵化したことです。
インドホシガメは、今年は2匹と思っていたので、孵化したときはビックリ仰天でした!
産卵床を掘った際に卵を2個発見。どうもおかしいと卵をキャンドリングしたところ、血管を確認。
産まれていた状態(1個は横置き、1個は縦置き)で孵卵器へ・・・。

すでにインドホシガメの雌は3クラッチを産んでいたので、産卵床に入れていたホルスかヘルマンと思っておりました。
そして、60日過ぎに孵化がはじまるのですが、なんとインドホシガメの頭が出てくるという驚きの事態に。
【縦置き卵から孵化したインドホシガメ】




【横置き卵から孵化したインドホシガメ】



【2匹の孵化仔の比較(縦置きの孵化仔は上、横置きの孵化仔は下)】

2週間ほど発生していたと思われるのですが、孵化日数の早さ等からホルスと完全に思い込んでいました。
ホルスフィールドリクガメの卵として孵卵していましたので、湿度はかなり低く時には50%台の時もありました。
それでも孵化したので、今までの私の常識(インドホシガメの卵は多湿80%以上維持)が覆されました。
孵化直前は、湿度を上げることで孵化しやすくなる…厳密には湿度を上げることで卵内の薄膜が剥がれやすくなり、孵化しやすくなると私は思っています。
孵化中の卵を移動させる行為ですが、卵黄損傷などのリスクが大きいので孵化中は卵を動かさず、卵の周辺に水を注いで湿度を上げて対応しています。
(湿度を上げることで、卵黄が乾燥で殻に固着するのを防ぎ、孵化時に卵黄損傷の事故が少なくなると思われます。)
インドホシガメの孵化仔は、まだ販売しておりません。販売の際には本ブログから発信できたらと思っています。