【パンケーキガメの産卵の様子】
- 2020/09/10
- 21:15

【パンケーキガメの産卵の様子】
2017年に孵化したパンケーキガメの子が先日、遂に産卵しました。初産卵となります。
卵から育てた子が成長して大人になり、次世代の子を作ろうとしていることに感動しました。

↑今回使用した産卵床と産卵中の雌個体の写真です。
今回、使用した産卵床は、自作の木製産卵床です。
下部の内側はビニールシートで囲って土が直接触れないようにしています。
今の時期は様子を見ながら60Wレフ灯を点けています。
土の深さは、約25㎝ほどです。
産卵床として使わない時は、上部に蓋をして移動式のミニテーブルになります。
↑パンケーキガメの産卵の瞬間を撮ることができました。ご興味のある方は、御覧になってみてください。
後ろ脚で穴を掘り終える(後ろ脚が宙に浮いたような状態)と、いきみが始まりました。
いきみ開始から15分くらいで産卵しました。

↑パンケーキガメは、後ろ脚でダイナミックに掘るので、よく背甲に土をのせます。
パンケーキガメの雌(成体サイズ)の背甲が、床材などを不自然にのせていた場合、『産卵前行動をしているのかも』と少し疑っても良いかもしれません。
パンケーキガメの産卵行動は他のリクガメ種より全体的にスピーディと感じます。

↑写真は、産卵が終わった直後の雌です。
産卵作業(後ろ脚で土を掘りはじめ、卵を産み落とし、土を埋め戻すまで)は、3時間以内に終わりました。
埋め戻しもスピーディでした。

↑産み落とされた卵(計測後)の写真です。
今回の雌個体の産卵数は、1個でした。
パンケーキガメの産卵数は通常1個ですが、この個体の前に産卵したパンケーキガメの雌は、卵を1個産んだ後、3日後にもう1個産卵しました(計2個産卵)。
『パンケーキガメの産卵数は通常1個、2個産む場合もある』という定説は正しいようです。