【孵化シーズンはじまるVol.5】
- 2020/09/08
- 21:00

【孵化シーズンはじまるVol.5】
今回は、インドホシガメの孵化についてご紹介したいと思います。
今年初のインドホシガメの孵化となります。
孵卵から126日目経過後からの孵化開始です。
インドホシガメは、初期胚発生時の発生遅延や停止は見られないと感じている種です。
孵卵条件によって発生速度はまちまちですが、環境条件が合えば、順調に進む印象です。

↑卵を置いた床材には、水苔を使用しました。
孵化確認後に水苔に注水しました。



↑卵殻から体が出てくるまでの写真となります。
孵化開始、約12時間後には幼体は殻からほぼ出ていました。
インドホシガメは、ホルスフィールドリクガメやヘルマンリクガメとは異なり、比較的ゆっくり卵から出てくる場合も多いです。
今回の孵化仔は予想より早い殻からの脱出となります。

↑幼体の正面写真です。
嘴の先に小さな突起がありますが、卵嘴と呼ばれています。
卵嘴は、幼体が内側から卵を割る際に使用する嘴です。(時間の経過とともに脱落するようです。)

↑背甲の写真です。

↑腹甲の写真です。
卵黄はほぼ腹部内に吸収されています。

↑左側面の写真です。
今回の子は、孵卵条件を少し変えていますので、今後の成長も楽しみです。