【孵化シーズンはじまる】
- 2020/08/06
- 20:00

【孵化シーズンはじまる】
まだ早いかなと思いつつ、インキュベーター内を確認したところ、予想に反して孵化が始まっていました。
孵化中の卵は、孵卵開始から56日目でした。
これから本格的に孵化シーズンがはじまりますが、その第1号が私と最も長く一緒に居るホルスフィールドリクガメ(ミナミ)、
の卵でした。
ミナミとは、20年以上一緒です。とても愛らしく気品のある子(雌亀)です。

↑南①の卵が、孵化中の写真です。
この状態で、別の小さなタッパーを準備してスペースに余裕のある自作孵卵器移動させました。
その理由は、孵化後に赤ちゃんが動き回り、他の卵を動かす危険性が高いからです。
孵卵器のスペースの関係上、1トレーに複数の卵をのせていますが、孵化を見逃さないように注意しています。

↑卵をのせているトレーの写真。よく見ると他にも孵化しそうな卵が見られました。
一番右端上のホルスフィールドリクガメのサフランの卵( コ⑤ 6/6 19g)は、殻の表面左側に少し割れている箇所が見られました。
この卵も孵化が始まっているようです。
※上記、孵化中のミナミの卵は、中央の列の左端の傾いている卵(南① 6/9 28g )です。

↑移動先の自作孵卵器です。
スペースに余裕があるこの孵卵器で孵化の終わりまで過ごさせました。

↑翌日、完全に殻から出た孵化仔の写真です。光沢のある綺麗な子です。
ケース内の床材は、卵を置いていた床材と同じバーミュキュライトを使っています。

↑孵化仔の腹甲です。卵黄は体内にほぼ吸収されていました。

↑孵化仔は、計測後に温浴させて60㎝水槽に放しました。
元気に育って欲しいです。

↑南①と同じタイミングで孵化が始まっていたサフランの卵 (コ⑤ 6/6 19g)は、その日の夜には、写真のような状態になっていました。

↑次の朝のサフランの卵(コ⑤ 6/6 19g)は、孵化していました。
ホルスフィールドリクガメは、孵化がはじまると短時間(1日程)で殻から完全に出てくることが多い種と感じます。
孵化した子達のこれからの成長が楽しみです。