【産卵の時期到来】
- 2020/07/22
- 21:00

【産卵の時期到来】
暖かくなり、リクガメ達の産卵の時期がやってきました。
雌亀達が色々な場所で卵を産み始めています。

↑今年から、ブロックで囲い土を入れた産卵スペースを庭に設けました。
※写真右側のブロックで囲われたスペースとなります。
雌亀が、落ち着きなく飼育場を歩き回る様子、匂いを嗅いで前脚で土を探るような仕草、後ろ脚で土を掘ろうとする行動を見かけた際には、産卵床に移します。
個体によって、産卵床が気に入らず産まない個体もいます。
その場合は、他の場所を提供したり、産卵床の環境(土を追加する、土を湿らせる、植木鉢を置いて陰を作る)を変えたりして、再度産卵しないかを見守っています。
【各種リクガメの産卵風景】

↑ヘルマンリクガメ(ラテ)の産卵。この子は卵から孵化した個体です。大きくなって母亀になりました。

↑産卵床を掘り返した様子です。
中央付近の卵は、ホルスフィールドリクガメ(ミナミ・リンゼ・バルクホルン)のもの。
右下隅の卵は、ホルスフィールドリクガメ(パンナ)が産んだものです。
※上記写真の産卵中のヘルマンリクガメ(ラテ)も見えます。
(通常、この産卵床を自由に行き来できるようにしています。今回は、抱卵確実な雌亀がいましたので、ブロックで区切って産ませました。産卵床を自由に行き来させている際には、定期的に土中を確認しています。)

↑ギリシャリクガメ(ツァーリ)の産卵光景。
ギリシャリクガメは、現在、異種交配になっています。孵卵させても初期胚時に死んでしまいます。
今回は、孵卵器を変えてどうなるかを試みています。


↑ホルスフィールドリクガメ(アイ・クロロ)の産卵。計2個の産卵。
アイは、約20年間、我が家に居る愛すべき子です。
性格も穏やかで、産卵時もナイーブにならない子ですので、環境を整えてあげればすぐに産んでくれます。
今回は、直観的に卵を持っていると感じましたので、屋内の産卵床に移動させたところすぐに産んでくれました。


↑インドホシガメ(ガネーシャ)の産卵です。夕方に産卵開始しました。
前日にも産卵行動を開始したのですが寒かったらしく途中で止めてしまいました。
今回は、野外用のレフ灯を点けて少し温かい環境にしたところ、無事、産卵に至りました。
かなり踏ん張っていましたので、心配しておりましたが産卵できて安心しました。

↑ビルマホシガメ(ガルガリエル)の産卵光景。
産卵直後の綺麗な卵を撮ることができました。
我が家のビルマホシガメは、決まった場所(区画)で産卵します。
今回も同じ区画内で産卵しました。日当たりが良くない場所でも産卵するようです。
その他の雌亀も産卵しておりますが、今回は、抜粋して産卵中の個体をご紹介しました。
産卵を終えた雌亀達、本当にお疲れ様でした。