【パンケーキガメの産卵】
- 2019/11/01
- 20:00

【パンケーキガメの産卵】
少し前の話になるのですが、6年以上育てたパンケーキガメの雌達が産卵を開始したのでご紹介いたします。
今年は、パンケーキガメ用の野外飼育場を作ったのですが、脱走を図った為、再び屋内飼育場に戻していました。
(野外飼育場は来年以降に改良していきたいと考えています。)
脱走発覚までは、野外で1週間以上おり、尚且つ雌雄別々にしていたにも関わらず行き来をしていたので交配したようです。
10月に入ってから産卵前行動が見られたので、産卵床に随時移していました。
【個体①の産卵】
1匹目のパンケーキガメの雌と卵です。
産んだ場所は、レフ電球(60W)の直下でした。

↑卵を掘り起こした後、土を洗い落とし計測後にミニタッパーにセットした状態の写真です。

↑今回、卵を産んでくれた雌個体。
この個体は、産卵床に3日間入れておきました。その間に卵を産んでくれました。
【個体②の産卵】

↑2匹目のパンケーキガメの雌もレフ電球の直下に産んでいました。
この個体の時は、ちょうど産み始めから見ることができました。
後ろ脚で土を蹴って、自身の甲羅の上にも土がいっぱい被りました。
(安心させるため、自作の木製シェルターも入れました。)

↑土から掘り起こした卵。表土から約10㎝下から出てきました。

↑計測後にミニタッパーにセットした卵。
今回の卵はかなり細長い卵でした。

↑今回産卵した雌個体。
産卵後に水性マーカーで産んだ日付を甲羅に記入しました。
産んだ個体の区別と次回クラッチ(産卵)の目安を知るためです。

↑それぞれの卵の比較。その時の個体の状態によって、卵形は様々のようです。
パンケーキガメは1回の産卵につき通常1個の卵(稀に2個産むこともあるようです)しか産まない種です。
その為、卵は貴重です。
今回、使用した孵卵器ですが、パンケーキガメに孵化実績のある自作の小型孵卵器(乾式)を選びました。
現在の卵ですが、白濁が不明瞭でどうなるかは分かりませんが、長い孵卵期間(約4ヶ月超)になると思いますので、のんびりいきたいと思います。