【2019年インドホシガメの孵化①】
- 2019/09/07
- 08:00

【インドホシガメの卵が孵化開始】
今年の4月25日から孵卵していたインドホシガメの卵が孵化しました。
120日目から孵化開始。3日目に幼体用の水槽に移しました。
今年は、今までで最も遅い孵化となりました。
今年は、初夏に雨が多く気温が低かったという理由もありますが、今年は前年度の教訓を生かして、孵卵器の置いてある部屋を冷房で25℃管理したことだと思います。
予定孵化日を過ぎても孵化しなかったので、死んでしまっているのかなと思いましたが、無事孵化してくれました。
【GN1-①の孵化】
今年、1クラッチ目の卵からの孵化となります。
(以前ご紹介したシャカとガネーシャの子どもとなります。)
孵化直後の体重は17g。卵の殻は3gでした。(孵卵直前の卵重は26gです。)
幼体が孵化しようと卵を割った際には水苔に水を注水をして卵黄や膜が乾燥によって殻に固着するのを防ぐようにしています。
水を吸って膜もふやけて剥がれやすくなります。卵黄破裂の事故を防ぐ上でも重要な処置と私は考えています。

↑孵化開始です。

↑殻の割れ目から後ろ脚が出ています。


↑赤ちゃんは、卵殻の中で体をくるくる回転させていたようです。頭を出してお決まりのポーズで睡眠です。






ある程度、卵黄が体内に吸収されてから殻から取り出し、温浴させました。
温浴中はよく水を飲みます。
その後、幼体用の60㎝水槽へ移動させ飼育します。※床材は水苔を使用しています。
【GN1-②の孵化】
1クラッチ目 2個目の卵は1個目から3日間遅れて孵化開始(123日目)です。
2個目の卵は、孵化開始2週間前に側面に空気層が見られました。
日に日に黒ずんできたので、死んで腐敗したのかなとも感じましたが、無事孵化に至りました。
前年度、死んだと思っていた卵が孵化したことがありました。早急に判断しない方が良いと改めて実感させられました。

↑GNⅠ-②の孵卵120日目。
左側面下部の方は、やや黒ずんで見えますが実際にライトを当てると空気層で白っぽく透けて見えました。

↑孵化開始(孵卵123日目)。空気層と思われる場所の逆方向から孵化が始まりました。


↑上の写真2枚は、孵卵124日目です。

↑孵卵125日目の状態。少しずつ割れ目が大きくなり、顔を出して眠るまでになりました。
その後、GNⅠ-②の個体も無事、卵から出てきました。
落ち着いた2匹の様子は次回に掲載したいと思います。⇒【2019年インドホシガメの孵化②】に続く。