【リクガメの飼育風景(屋外編)】
- 2023/04/04
- 21:00

【リクガメの飼育風景(屋外編)】
今回は、庭の裏側のコンクリート部分にいたリクガメ達にスポットを当ててご紹介いたします。
暖かくなってきましたので、一部のリクガメ達(成体の個体達と体調の良いある程度大きくなった仔達)を庭に放しました。
去年の秋からずっと店内で過ごしていましたから、久しぶりの外にカメ達も大興奮!
インドホシガメのシャカ君は高速で走り回り、ビルマホシガメのガブちゃん(ガブリエルの愛称)は、目を輝かせながら歩き回り、時には私のところに甘えてきて外の世界を満喫しておりました。

↑写真の手前の大きな3頭はビルマホシガメです。
(左からガブリエル、ゾフィエル、アミティエルです。)
奥の小さな3頭はインドホシガメとなります。
お尻を向けているのがシャカです。
インドホシガメの雌(実は自分の娘でクリシュナ)を追いかけています。
写真中央の小さな子もシャカの娘でラクシュミーです。
インドホシガメのシャカは、お迎えした際には偏食があり内気でした。
庭で放し飼いにしたところ、なんでもよく食べてとても活発な子になりました。
太陽光(自然)の力は凄いと実感!
今では、シャカは1日中走り回っていて、雌を見かけるや(他種もお構いなく)求愛しています。
他のインドホシガメの雄も同様に1日中庭の中を走り回っています。
対して、インドホシガメの雌はビルマホシガメの雌と同様のんびりマイペースです。
繁殖のために省エネなのかもしれません。
但し、若い雌は驚くほどスピーディに動くときがあります。

↑私の顔色を伺いながら近寄ってくるビルマホシガメのガブちゃん。
この子は、とても人懐っこく甘えん坊。私の姿を見かけるや高速で走り寄ってきます。

↑一生懸命に登ろうとするガブちゃん。
ある台風の夜にガブちゃんのみ見つからず必死に探していましたら、何と私の真後ろにずっとくっついて走っていたという楽しいエピソードの持ち主。

↑登り切ってドヤ顔のガブちゃん。
この後、私の手から餌を食べて満足して戻っていきました。
実は、この甘えてくれる期間は6月くらいまでです。
それ以降は、甘えん坊のガブちゃんも野生に目覚め、私にあまり近寄ってこなくなります。不思議です。

↑写真左の個体は、もう1頭のビルマホシガメの雄(成体。当店で孵化させた仔。約9才)のゾフィ(ゾフィエルの愛称)です。ガブちゃんとは異なりクールな性格。
一定の距離感を持って私に接してきます。
「雄」という感じでこれまた魅力的!
写真右に写っている雌のビルマホシガメは、アミティちゃん(アミティエルの愛称)で約9才です。
ゾフィと同じ年に孵化した子です。
こんなにも大きくなるとは驚きです。今では立派な母亀になりました。
ビルマホシガメの雌達は、ゾフィと同じように一定の距離を持って私と接してきます。
産卵したい時は私に目で訴えかけてきます。
リクガメは、よく雰囲気や目で訴えてくるような気がします。
カメ達を眺めながら「個体毎にそれぞれ個性があるのだな」とリクガメの魅力をより一層感じることができました。

↑写真の小さなビルマホシガメの子達は、今回紹介したアミティエルともう1頭の雌親ガルガリエル(当店孵化仔)の卵から孵化しました。
F2(孫)世代となります。
写真には、4月3日付で当店FC2ブログでご紹介している(お迎えいただける)子達も含まれています。
好奇心いっぱい、食欲旺盛で可愛い子達です。
太陽光を浴びながら、元気いっぱいに走り回るリクガメ達を眺めることができて幸せな気持ちでいっぱいになりました。
(もう少し暖かくなりましたら、さらにリクガメ達を庭に放したいと思います。)