【リクガメ色々(7月編)】
- 2022/07/29
- 21:00

『リクガメ色々(7月編)』と題して7月中にあったリクガメの出来事をまとめました。
【屋外のリクガメの様子】
当店では、暖かい時期になるとリクガメを庭に放し飼いにしています。
可能な限りですが、『自然に近い環境で伸び伸びとリクガメを育てたい』という思いからです。
今回の『リクガメ色々(7月編)』)では、7月中の屋外でのリクガメ達の様子をまずはじめにご紹介します。

↑この時期は暑いので、散水後に手前のコンクリートスペースに水を溜めて水場にしています。
リクガメ達は急造の水場に水を飲みにやってきます。
水場を作ってあげますとリクガメ達も嬉しそうに走り回ります。
日中は暑いので、パラソルやアルミ板で日陰を作っています。

↑この日は、散水後に採集したヤブガラシを与えました。
散水中からリクガメ達は、喜々として隠れている場所から出てきます。
この時期は暑いので、涼しくなると物陰から一斉にリクガメ達は出てきます。

↑水を溜めた後の手前のコンクリートスペースの様子です。
この場所は、最も日光が当たる場所なのでリクガメ達がよく集まります。
ビルマホシガメとインドホシガメは、似ていますが、インドホシガメの方が放射模様のラインが多いです。
(インドホシガメは、腹甲も放射のラインが入るのが特徴です。)
この写真では、左上の個体(シャカ♂)と右下の角にいる個体がインドホシガメです。

↑上の写真のアップです。
こちらに視線を投げかけている中央の個体は、ビルマホシガメのガブリエル(雄)です。
(ガブリエルの奥の2頭はホルスフィールドリクガメの雌です。)
手前の大きな個体は、ビルマホシガメのガルガリエル(雌)です。
(ガルガリエルの背中に乗り上げている個体はホルスフィールドリクガメの雌です。)
ガブリエル、ガルガリエルは、共に当店で孵化させて育てた子です。

↑ブロックで囲われた場所にインドホシガメがいますが、ちょうど産卵中です。
ブロックで囲った部分には、土を入れて産卵床にしています。
手前の板は、産卵中のスペースに日陰を作る為に急遽置いたものです。
長い棒に糸が張られておりますが、カラス除けのテグスです。
テグスを張ってからカラスは来なくなりました。

↑上の写真とは別日のリクガメ達の採餌の様子です。
この日は、ロメインレタスを与えました。
水分の多い野菜は、この時期とくにカメ達は好んで食べます。
脱水が心配ですので、定期的な散水と水分を多く含んだ野菜(レタス、キュウリ、トマト)や果物(スイカ、メロン等)を定期的に与えています。
リクガメフードのMazuriもエサ皿に入れ、水で湿らせて与えています。
子ガメと雌亀が好んで食べています。
リクガメは、個体毎に性格が違います。
人懐っこい個体は、私が庭に入るとすぐに走り寄ってきます。
…ビルマホシガメでは、ガブリエル(雄)、インドホシガメでは、シャカ(雄)です。
雌個体も人懐っこい個体は、大きく上方に首を伸ばして辺りを伺いながら、私に気付くと目をキラキラさせながら近づいてきます。
【その他、7月中にあった出来事(抜粋)】


↑今月もパンケーキガメが孵化してくれました。
全く意図はしていないのですが、パンケーキガメは、2020年11月から21ヶ月連続で1頭以上孵化しております。
パンケーキガメがここまで殖えてくれるとは思っていなかったので大変嬉しいです。


↑ヘルマンリクガメも孵化してくれました。
とても状態が良かったので安心しました。
可愛いらしい姿に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
リクガメ達が少しでも快適に過ごせるように環境を良くしていきたいと思います。