【2021年度 ビルマホシガメの孵化②】
- 2021/09/29
- 21:00

【2021年度 ビルマホシガメの孵化②】
今年の6月から孵卵していたビルマホシガメの卵が孵化しましたのでご紹介いたします。
ご紹介する孵化仔達は、子どもの子ども(孫世代)となります。
今回の卵(クラッチ)は、孵卵器内の環境が不安定になってしまい全滅を覚悟しておりました。
「死籠りかもしれない」と感じていた卵から孵化してくれて嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

↑孵化仔(AMⅠ-⑤)の孵化開始の際の様子です。
今回、卵を置いた床材には水苔を使いました。
ビルマホシガメは、前回ご紹介したパンケーキガメとは異なり、数日かけて卵殻から出てくる場合も多いです。

↑翌日には体を完全に卵殻から出していました。
ビルマホシガメの孵化仔は、この状態でも腹甲から卵黄をぶら下げている場合も多いので取り扱いには注意しています。
ある程度、卵黄が腹腔内に吸収された後に温浴、計測作業を行いました。
以下、孵化仔(AMⅠ-⑤)計測時の様子です。





↑上から順にAMⅠ-⑤孵化仔の正面、背甲、腹甲、左側面、右側面の様子です。
甲羅は変形しておりますが、時間の経過と共に綺麗になっていきます。
AMⅠ-⑤と同時に孵化が始まっていたビルマホシガメの孵化仔(AMⅠ-⑥)を続けてご紹介いたします。


↑孵化仔(AMⅠ-⑥)の孵化開始から孵化に至るまでの写真です。
隣に他の卵があるので、AMⅠ-⑥の孵化中に動かさないか注意深く見守りました。
先に孵化したAMⅠ-⑤よりゆっくり卵から出てきました。





↑上から順にAMⅠ-⑥孵化仔の正面、背甲、腹甲、左側面、右側面の様子です。
AMⅠ-⑤より黒味の強い子が孵化しました。

↑今回ご紹介した2匹を一緒に温浴させた時の様子です。
(右がAMⅠ-⑤、左がAMⅠ-⑥です。)

↑孵化仔の顔は写るように側面から撮った写真です。
(上がAMⅠ-⑤、下がAMⅠ-⑥です。)
顔、柄、性格に個性があり見ていて楽しかったです。
2匹共状態は良く安心しました。

↑AMⅠ-⑥の孵化の際に同時にパンケーキガメ(前回ご紹介した2021MT-㉙仔)も孵化しましたので、一緒に記念写真を撮りました。
(写真の左からビルマホシガメの孵化仔AMⅠ-⑥、AMⅠ-⑤、1匹タッパーに入っている孵化仔がパンケーキガメの孵化仔(2021MT-㉙)となります。)
孵化仔達が健康に育つようにお世話をしていきたいと思います。