【ヘルマンリクガメの孵化③】
- 2021/09/02
- 21:00

【ヘルマンリクガメの孵化③】
2021年7月3日から孵卵していたヘルマンリクガメの卵が孵化しましたので、ご紹介いたします。
孵化の様子を写真と共にご紹介いたします。

↑孵化直後の写真です。今回の卵の床材には、バーミュキュライトを使用。
孵卵日数58日目での孵化でした。
発見した時には、完全に卵殻から体を出した状態でした。
孵化前日も孵卵器内を確認しましたので、1日以内で殻から体全体を出したことになります。
我が家では、パンケーキガメやホルスフィールドリクガメの幼体が殻から体全体を出すまでに早い傾向(1日以内)が多いです。
下の写真からは、孵化仔(2021EH-③)の計測時の様子です。

↑正面からの写真です。
ヘルマンリクガメの孵化仔は、顔が真っ黒の子が多いので、嘴の先端にある白い卵歯がよく目立ちます。

↑顔を左斜め前から写した一枚。ちょうど欠伸をした瞬間を写真に収めることができました。
※インスタグラムでこの時の様子を動画で投稿しております。
ご興味のある方は、下記のリンクから御覧ください。
【2021年産ヘルマンリクガメEH-③の孵化直後の欠伸の様子】

↑背甲の写真です。

↑左側面の写真です。
綺麗な弧を描いた背甲です。

↑右側面の写真です。

↑腹甲の写真です。
腹甲はまだ皺が入っておりますが、時間の経過と共に綺麗になっていきます。
卵黄は吸収されていて一安心。
卵黄がしっかり吸収されない場合は、ある程度卵黄が乾燥してから卵黄切除等の対応が必要になってきます。
爪は長く伸びた状態で孵化してきます。(通常個体ならば、切らなければならないレベルの爪の長さです。)
今回の孵化仔は、体重13gでした。
計測時に盛んに動き回り、状態が良いようで嬉しいです。
小さいので脱水に気を遣いつつ、大切に育てていきたいと思います。