【ホルスフィールドリクガメの孵化②】
- 2021/08/24
- 21:00

【ホルスフィールドリクガメの孵化②】
2021年6月13日付のホルスフィールドリクガメの卵から2匹の幼亀が孵化しましたのでご紹介いたします。
実は、このクラッチの卵には、裏話があります。
卵を掘り起こした後、一時的に卵をアーチ状のブロックの下に隠しておいたのですが、カラスに持ち運ばれたのです。
正確には、卵を持ち運んでいる最中のカラスに遭遇しました。
この時点で、卵を4個持ち運ばれていたのですが、カラスが公園の切り株に隠していた1個は取り戻しました。
最終的に、5個中2個の卵を無事回収できました。
卵を産んでくれた雌のホルスフィールドリクガメにはとても申し訳ない気持ちでしたが、カラスの賢さに驚かされました。
その後、カラス対策としてテグスを張ったところ、全く来なくなりました。
今回の出来事を教訓として、カラスとうまく共存していきたいと思います。

↑今回孵化した子の卵を産んでいる雌のホルスフィールドリクガメ。
産卵後の卵を掘り起こした際に上記の出来事が起こります。
写真の母亀ですが、我が家で卵から孵化し、育てた子です。
今回ご紹介する孵化仔達は、孫世代となります。

↑無事回収できた2卵は、1個ずつタッパーに入れて孵卵しました。
卵を置く床材にはバーミュキュライトを使用しています。
床材の深さですが、卵の半分が埋まるくらいを目安に入れています。
孵卵中に卵が転がることを防ぐためです。
下の写真からは、孵化仔(2021AH-③)の計測時(全方向から)の様子です。
※上記写真では、No.②の卵となります。No.②の卵が先に孵化しています。






孵化した幼体ですが、活発に動き回りとても元気でした。
ここからは、2匹目の孵化仔(2021AH-④)の計測時(全方向から)の様子です。
※上記写真ではNO.①の卵(右の卵)から孵化した子となります。2021AH-③より3日後に孵化しました。






今回、難を逃れた2卵とも幼亀が無事、孵化してくれました。
同腹のクラッチでも個体によって柄が異なるので見ていて楽しいです。
2匹共元気なので一安心しました。
健康に育てていきたいと思います。