【野外で遊ぶリクガメ達の様子VoL.2】
- 2021/04/27
- 22:00

【野外で遊ぶリクガメ達の様子VoL.2】
最近、さらに暖かくなってきましたので、終日、リクガメ達を野外に放し飼いにできるようになってきました。
野外にリクガメを放すと生き生きした行動を見ることができるので、私にとって一番好きな時間です。
前回から約1か月後の野外でのリクガメ達の様子を紹介いたします。

↑日差しが当たる場所を正面から撮影しました。
手前の囲いですが、リクガメ達の餌としてクローバーを育てていた花壇です。
半年ぶりに開放しました。
開放してすぐにリクガメ達がやってきて、クローバーを食べ始めました。

↑解放前の花壇です。
クローバーの葉が伸長して繁茂していました。

↑時間の経過と共に、この場所に訪れるカメ達も変わります。
今度は、インドホシガメの雄達、ビルマホシガメの雄、もう1頭ビルマホシガメの雌が訪れていました。
中央付近のクローバーの茂みの中にもカメがいます。
背甲模様は、茂みの中で効果を発揮することを実感しました。

↑このスペースに、ビルマホシガメの雌とホルスフィールドリクガメ達が訪れていた時の写真。
冬の間、元気があまりなかったカメも太陽光の下で放し飼いにすると元気になってきます。

↑インドホシガメの雄とビルマホシガメの雄が訪れている時の写真です。
インドホシガメ、ビルマホシガメの雄は、とても活発で盛んに動き回っています。
少し食べては、別の場所へスタスタ歩いて行きます。
対して、雌はのんびりマイペースに動きます。
カメ達は思い思いに、花壇内の土に潜ったり、葉っぱのフカフカした所で、のんびりくつろいだりしています。
クローバーですが、リクガメ達の食欲で1日でほぼ食べつくされました。
リクガメ達が楽しそうにしている姿を見られてとても良かったです。
この後、花壇はリクガメ達の産卵床になります。

↑奥の方では、ビルマホシガメとインドホシガメの子ども達がワイワイ日向ぼっこをしていました。
そこに交じって、ヘルマンリクガメの雌(上の大きい個体)とホルスフィールドリクガメの雌(下の黒い個体)が日光浴をしています。

↑野外に放す際には、リクガメ達が色々選べるように環境を準備するようにしています。
水場の設置もその一つです。

↑インドホシガメ、ビルマホシガメの子ども達は、とても活発で好奇心旺盛です。
色々な環境を経験することで、子ども達は、健やかに成長していくのかなと感じます。
子ども達は、好きな場所で食べたり眠ったりしています。

↑ヘルマンリクガメの雌(2頭とも)がのんびりくつろいでいます。
ヘルマンリクガメは、適応できる気温幅が広い種と感じます。雨の中でも動いている時があります。
特に成体になると強健です。

↑アーチ状のブロックの下が彼女の住処です。個体毎にお気に入りの場所が違います。

↑コンクリートの上でレタスを食べているリクガメ達です。
コンクリートの上は暖かいので寒い時は移動してきます。
奥の大きな個体は、雌のビルマホシガメ。他の場所に移動するようです。
手前から、ヘルマンリクガメ、ビルマホシガメ、ホルスフィールドリクガメ2頭です。

↑コンクリートの上においたアーチ状のブロックを住処にしている先程とは別個体のヘルマンリクガメの雌。
奥はホルスフィールドリクガメの雌です。
この場所は、日当たりもよく木陰になっているのでカメ達の人気スポットです。

↑ビルマホシガメの雄です。
この子は寒い時は1日中寝ていますが、暖かくなると動き始めます。
今日は、暖かいので動くことにしたようです。日光浴をしています。
この子は我が家で孵化して7年経っています。

↑インドホシガメの子ども。
ビルマホシガメに比べて(個体にもよりますが)、背甲の黄色のラインが多く派手な印象を持ちます。

↑ビルマホシガメの子ども。
インドホシガメに比べて、背甲の黄色のラインの数が少なく外観は落ち着いた印象です。


↑庭に生えている野草を食べてご満悦なビルマホシガメの子ども。
野外に放し飼いにすることで、リクガメ達は生き生きすると同時に成長も加速すると感じます。
特に一度病気等をして成長が芳しくない個体は、野外に放し飼いにして自由な環境を提供することで、成長が再開する場合があります。
もし成長不良でお困りの際は、野外飼育を検討なさるのも良いかと思います。
今回は、野外でのリクガメ達の様子をお伝えしました。
これからも可能な限り、リクガメ達が喜ぶ環境を提供していきたいと思います。