【パンケーキガメの孵化VoL.2】
- 2021/03/22
- 21:00

【パンケーキガメの孵化VoL.2】
インドホシガメの孵化が一段落した後、パンケーキガメの卵で孵化がはじまりました。
昨年(2021年)の11月21日付パンケーキガメ卵(個体識別番号は、2021MT-⑤)の孵化開始です。
※3月19日のTwitterには写真、3月20日にはインスタグラムで動画を掲載させていただいた孵化仔の詳細記事となります。
パンケーキガメの孵化が続いておりますが、孵卵条件が異なる(変更している)為、孵卵日数はまちまちとなっております。
今回の卵の孵卵日数ですが、孵卵118日目に孵化開始、当日中に孵化しました。
ここからは、2021MT-⑤孵化時の各シーンの説明となります。



↑孵化開始時の写真です。
今回の卵は、側面中央から孵化がはじまりました。
割った穴からしきりに首を出し入れしていました。
可愛い顔を見せてくれると安心します。

↑大きく卵殻が割けて、中の孵化仔が出てきました。
今回の孵化仔は、卵の側面から顔を出している状態から、約半日後には卵から体全体を出しました。
下の写真からは、孵化仔(2021MT-⑤)の計測時の様子です。

↑正面からの写真です。綺麗な目を見せてくれました。
孵化直後に体全体(外観)を確認しています。
異常が発見された場合は、発生箇所によって、胚発生時のどの段階で異常が見られたかを推測しています。

↑背甲の写真です。今回の孵化仔は、甲ズレは見られませんでした。

↑左側面の写真です。

↑右側面の写真です。

↑腹甲の写真です。

↑孵化仔用の水槽に移して撮影です。

↑今回ご紹介した孵化仔2021MT-⑤(下)と先に孵化した幼体(2021MT-②)との比較となります。
2021MT-②は、孵化から45日経過しています。
孵化から1ヶ月半経過で、ここまで大きくなります。
今回の孵化仔(2021MT-⑤)は、孵化直後の体重が11gでした。
小さいながらも状態も大変良く、安心しました。
大切に育てていきたいと思います。

↑今回ご紹介した卵(2021MT-⑤)が孵化した翌日に次のパンケーキ卵(2021MT-⑥)の孵化が始まりました。
この卵は、去年(2020年)の9月20日から孵卵している卵で、孵卵日数は過去最長となります。
この卵の孵化時の様子は、次回記事にてご紹介できたらと思います。